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今年の1月に出た、この本。今日、2度目を読み終わりました。

著者の齋藤孝さんは、150万部も売れた「声に出したい日本語」やNHKテレビ「にほんごであそぼ」でも有名。
今年になっても、怒涛のように(いったい何冊出版するつもりなのか?)本を出しています。

教育力 (岩波新書 新赤版 1058) 教育力 (岩波新書 新赤版 1058)
齋藤 孝 (2007/01)
岩波書店

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齋藤さんの本は、昔読んで、合わないなと思って以来、ずっと遠ざけていましたが、この本は割りに良かったと思います。教師を続けてきた人には共感できるところがいっぱいのはず・・・。少なくとも僕はそうでした。

著者は、「あこがれにあこがれる関係作り」が自分の教育原理であると言います。教師自身の知識へのあこがれを、生徒にも共感させ、あこがれの気持ちを引き起こせたら、それこそ、教育が成功したといえるでしょう。
当たり前ですが、教育効果が一番上がるのは、自分から「学ぼう」という気持ちを起こさせることです。

そのためには何が必要か。例えば、教師自身が情熱をもつこと、研究に打ち込むことなどが語られます。確かに、何かを伝えようという情熱がないと教師という仕事は勤まらないでしょう。

僕自身も、齋藤さんと同じように、教育は効果ではかられるべきであって、その労力とか時間ではかられるものではないと常々考えてきました。全然、授業せず、遊んでいたとしても、その授業がとてもインパクトの強いものだったり、記憶に残るものだったり、生徒にその科目に対する継続的な興味を引き起すものであれば、それは授業として成功したと言ってもいいのではないか。大いに共感するところがありました。

例えば、僕自身の経験でも、昔はすべてを、手取り足取り、生徒に教えようとしていました。そして、生徒が思い通りにならないことにたえず苛立ちを感じていました。
でも、最近は、余裕が出てきて、生徒に任せるようになりました。むしろ、自分がするのは、生徒が勉強したいと思う環境づくり、モチベーションづくりです。

でも、不思議とその方が生徒の成績が上がるのですね・・・。こちらの
労力が減って、生徒が自分で勉強してくれるようになる。自分でも「省エネ」教育法と呼んでいました。

その他に取り上げられている事例も、僕の実践にとても近いものでした。

例えば、生徒に「採点者」の立場に立たせたり、生徒を教壇に立たせたり、これは、僕が普段の授業で実践していることです。いろんな立場からものを見ることはとても重要です。視点の複数性を意識すること、自分を客観化することにつながります。

あと、考えが似ているなと思ったのは、授業を「祝祭空間」と捉えていること。教師は舞台に立った俳優、生徒は観客です。そう考えると、授業は舞台空間にとても似ています。
教師には俳優同様、40人を相手にするコミュニケーション能力が必要になってきます。僕は今、大学で、そういうコミュニケーション能力を養成することを目標に、授業をしています。その授業の中では、教師=俳優、生徒=観客という枠組みも解体されて、みんなが俳優という立場で授業に参加します。

あららら・・・。途中から、考えが変な方向に行ってしまいましたね。

それはともかく、この本には、教師として教育方法を試行錯誤してきた人にはよく分かる記述があふれています。著者は、当たり前のことを言っているように見えますが、案外、それが実践できていない教師の多いことか・・・。

途中から、講演のように、話したい話題を話すという展開で、本としての簡潔さに欠けると感じる人もいるかもしれません。が、全体として読みやすく、教育の難しさを日々実感している人にはぜひ読んでもらいたい本です。僕も、大学の生徒にこの本を読んでレポートでも書かせようかな、なんて考えています。


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実際、レポートを書かせてみたら、案外好評でよかったです。繰り返し読む本の一つになったと感想をくれた生徒もいました。よかったです。

2008.02.09 00:20 URL | 宮田 #- [ 編集 ]













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